「身近に手伝ってもらえる人」とは?

 

「身近に手伝ってもらえる人」「相談できる人」はいますか?

この質問にいつも困る。

 

 

 

私たち夫婦の両親は健在。👨🏻の実家は、県外。高速道路を使って2時間。私の実家は、同じ県内、車で1時間。

 

この文章だけを見ると、必然的に私の両親がサポートできると思うだろう。

 

しかし、私の両親は共働き。弟はまだ小学生、両親も子育て中なのだ。仕事中は、基本的に電話に出られないし、メッセージも返ってこない。

 

仲は良いし、愛のあるとても良い家族だと思う。でも、程よい距離が必要で、近すぎると上手くいかない。干渉せずに、時々会うというのが私たち家族の形。

 

 

医療的ケア児を育てる上で必要な、緊急時の対応。万が一のことを想定して、誰が病院まで連れて行くのか、仕事を中断することは可能なのか、自分で運転する場合の吸引はどうするのか、等を退院時に決めておかなければならない。

 

私の両親が付き添えるとして、来てもらうのに1時間。仕事中であれば不可能。その時間を待つまでして付き添ってもらうべきなのか。自分で運転して病院に行ったほうが圧倒的に早い。タクシーを使う手もある。

 

病院に付き添ってもらえるサービスはないか調べたが、見つからず、病院の先生も聞いたことがないという。

 

これらを踏まえて私たちが出した答えは、「自家用車、またはタクシーを使う」だった。

 

 

今は昔みたいに、二世帯とか、近所に親戚が住んでいるとかは、あまりないと思う。共働きも普通だし、定年を超えて働く人も多い。

 

核家族が増え、働き方も変わり、時代はどんどん変化しているのに、求められていることは昔のまま。

 

 

妊娠中から今まで、何度も何度も聞かれてきた、“「身近に手伝ってもらえる人」「相談できる人」はいますか?”というこの質問。ずっと違和感を感じて答えに迷っていた理由が、最近やっと分かった気がする。

 

もちろん、👧🏻が医療的ケア児であるから、備えておかなければいけないことは分かっている。でも、両親を当てにしていて、いざという時に助けてもらうことができなかったらと思うと、自信を持って、「手伝ってもらえる」とは言えないだろう。

 

 

今後、訪問看護やデイサービス以外に、ただ病院に付き添ってもらえたり、一緒に買い物に行ってもらえるようなサービスができたら、とても助かると思う。

 

近所のスーパーに買い出しですら、難易度が高い。

預ける、誰に?

連れて行く、歩いて?車?

 

解決しなければいけないことがたくさんある。

 

それぞれの家庭で悩みは違うと思うが、少しでも負担がなくなるようなサービスができたら良いなと思っている。もちろん所得制限なしで、平等に使えるもの。

 

 

「身近に手伝ってもらえる人」「相談できる人」がすぐに思い浮かばない人 より