生まれてきた子は医療的ケア児②

 

 

 

仕事は午前休をもらって、検診に行きました。

 

紹介された病院はとても大きくて、緊張しました。そして、1人で検診に来たことに後悔しました。

 

 

病院には、走り回る子、車椅子に乗る子、さまざまな子がいました。

 

もしかしたら、自分もここに母親として来るのかなとぼんやり考えました。

 

 

そして、いざ産婦人科へ!

初診の妊婦はそれはそれは待たされる、、1時間ほど待つとやっと名前を呼ばれました。

 

今までにないくらい長いエコーをしました。

 

やっぱり顎の腫瘍はありました。

 

この数日でなくならないかな〜とかいう甘い考えは打ち砕かれました。

 

全ての診察が終わり、先生の診断は、

“リンパ管腫”

でした。

 

ショックだったのは病気だけではなくて、

 

・胎児のうちに亡くなってしまうことがある

・染色体の異常を持って生まれてくる可能性がある

・自発呼吸がおそらく難しく、出産後すぐに挿管が必要

・挿管がうまくいかず時間がかかると、最悪亡くなってしまうことがある

 

 

頭真っ白すぎて、何も考えずに「はい」って返事していました。

 

 

帰り道、緊張が解けてとてもお腹が空いて、1人でとんかつ屋に行きました。なんかもう周りの目とかどうでも良いわって。

 

夢中で食べました。

 

食べる手を止めると涙が出そうだったので、一気に食べました。

 

 

この後、仕事に戻って、いつも通り仕事をしました。考え込む時間がなかったことが唯一の救いでした。

 

この日を境に、👧🏻の病気のことを毎日考えるようになりました。

 

 

楽しみよりも、不安、そして申し訳なさ。

 

健康に産んであげられない責任は自分にあるんじゃないかと、自分を責めました。

 

 

次に続きます。